SMAPの木村拓哉(35)がフジテレビで4月から放送の主演ドラマで、総理大臣役に挑戦することになった。これまで検事やレーサーなど多くの役を演じているが、政治家は初めて。月曜夜9時からの放送枠で、タイトルは未定。深津絵里(35)が秘書役で共演する。
昨年大ヒットした映画「HERO」で型破りな検事を演じた木村が、ついに政界に“進出”する。「華麗なる一族」(07年、TBS)では財界の御曹司役に挑戦。レーサーやアイスホッケー選手など多様な役を演じているが、初の総理大臣役だ。
政治に全く興味のなかった小学校教師が、ある事情から国会議員になり、さらには史上最年少の総理大臣にかつぎ出される物語。過去には「総理と呼ばないで」(97年、フジ)で田村正和(64)が53歳で総理大臣を演じているが、35歳での挑戦は異例。
同局の後藤博幸プロデューサーは「リアリティーのあるエンターテインメントとして、魅力的な総理大臣を演じられるのは木村さんしかいない」と起用理由を説明。分からないことは分からないと言える庶民感覚を持った総理を描く。現実の政治では汚職事件が頻発、年金問題のゴタゴタなどで政治不信がまん延しているが、夢と希望にあふれる政治ドラマを目指すという。
“素人総理”をサポートする野心家の秘書を演じるのは深津で、「空から降る一億の星」(02年)以来6年ぶりの共演。永田町の海千山千の政治家たちに翻ろうされながらも、より良い日本を目指して奮闘する。
各局のドラマ視聴率が伸び悩む中、木村の出演作は常に20%台をキープ。昨年の「華麗なる一族」も平均23・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録している。フジの看板枠「月9」で、視聴率男が“高支持率”を維持できるかも注目される。
(2月19日配信 スポーツニッポン)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/smap/?1203374436
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