【イスラマバード2日時事】パキスタン内務省のチーマ報道官は1日の記者会見で、ブット元首相暗殺後に生じた暴動などによる騒乱は終息し、治安は事件前のレベルに回復したと語った。南部のカラチなどで続いていた商業施設の閉鎖はおおむねなくなり、生活物資の購入も容易になった。
同報道官によれば、先月27日の元首相暗殺後に各地で相次いだ暴動などにより58人が死亡、89人が負傷したほか、商店802カ所、銀行285カ所、鉄道駅27カ所、車両572台が焼かれるなどした。混乱に乗じて服役囚100人が脱走し、放火などの犯罪に加担したという。
(1月2日配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080102-00000041-jij-int
PR