北京五輪の代表権を獲得した卓球の福原愛(ANA)が5日、母校の青森山田高(青森市)で報道陣に練習を公開。「本当の目標は北京五輪に出ることだった」と位置づけを語り、「全員が勝ちにきている大会で、前回はその勢いに負けた部分がある。負けないように練習して五輪に備えたい」と意気込みを語った。
福原は午後2時半から約40分間、男子の大学生選手を相手にラリーで汗を流した。年末に胃腸炎にかかり2日間入院し、年越しは病院のベッドで迎えたことを明かしたが、「体を休められてよかった」と、その影響を感じさせない俊敏な動きをみせた。
五輪代表権獲得には「ほっとした。本当にうれしい」と笑顔。メダルや順位などの具体的な目標は口にはしなかったが、「自分の中ではまだ8カ月あるという感じ。できることを精いっぱいやって長所を伸ばしていきたい」と力を込めた。
当面は1月の全日本選手権と、2月の世界選手権に照準をあわせる。また、2月以降はナショナルトレーニングセンター(NTC=東京都北区)に練習拠点を移し、新たな環境の中で強化を図る。
(1月5日配信 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000931-san-spo
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