携帯ゲーム機「ニンテンドーDS(DS)」や据え置き型ゲーム機「Wii」のヒットで業績が好調な任天堂が、15日の東京株式市場で一時7万1500円まで買われ、11日の上場来高値6万9500円を更新した。終値は前日比3800円高の7万1200円。時価総額は10兆868億円に達し、初めて10兆円を突破した。時価総額上位ランキングでは、トヨタ、三菱UFJに次いで3位。
「週刊ファミ通」などを発行するエンターブレインは12日、年末商戦以降のゲーム業界について「年末も任天堂の圧勝が続く」との見通しを示した。同社の調べによると、平成19年上半期(4-9月)のゲーム市場の規模はハード、ソフトを合わせて約4820億円。すでに前年度の4分の3近くに達している。任天堂がハード、ソフトとも好調で市場を引っ張った格好だ。DSは販売台数2000万台に迫る勢いで、浜村弘一社長は「近い将来に3000万台も視野に入る」としている。
一方、「プレイステーション2」でゲーム市場の中心を占めていたソニー・コンピュータエンタテインメントは、新型の家庭用ゲーム機「プレイステーション3」が伸び悩み、携帯型でもDSに差を付けられている。人気タイトルの発売が見えず、年末商戦も任天堂の優位性は崩れないとの見方が大勢を占めている。
(10月15日配信 産経新聞)任天堂に「あっぱれ!!」すごい、任天堂の戦略。ゲーム市場=子供の概念を打ち破り、脳トレなど大人の市場を開拓した。
しかも、子供市場にも、ゲームだけでなく、英語・漢字等勉強に使えるソフトを投入。
これで、大人がDSを買う理由が説明できるようになりました。「ゲームはだめ!!」という親も、実は自分も脳トレをやって見たいんです。だから、英語ソフトで勉強するという名目でDSを買って、自分もやる。
まさにWIN-WINの関係が完全に成り立ってます。
一方、ソニーは、戦略を間違えています。プレステにマニアックな機能をどんどん追加して、プレステ自体の活用法へのコンセプトが不明確。
ソニーは根本的に戦略を練り直さなければ、今後も任天堂の一人勝ちの展開はかわりません。
任天堂には、次に何が出てくるかという期待がありますね。
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