【北京=牧野田亨】中国衛生省報道官は10日の記者会見で、江蘇省南京市の父子が昨年相次いで鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した事案について、「(家庭での)密接な接触によって感染した」と発表、人から人への感染だったと結論付けたことを明らかにした。
中国で人から人への鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは初めて。
一方、同報道官は、人の間で流行するようなウイルス変異については、「発生していない」と否定した。父子が、病死した家禽(かきん)類と接触した形跡はなく、感染ルートは分かっていない。
父子は、息子が昨年11月に発症し、死亡した。その後、父親も発症、治療を受けた。
(1月10日配信 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000111-yom-int
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