静岡県御殿場市では24日早朝、空に輝く満月が富士山の山頂に沈んでいく「パール富士」と呼ばれる現象が見られた。
富士山山頂に太陽がかかる現象を「ダイヤモンド富士」と呼ぶのに対して、満月はその柔らかい輝きからパール(真珠)にたとえられている。
富士山の展望スポットである同市東部の乙女峠付近には十数人のカメラマンらが三脚を並べ、午前5時すぎ、シルエットを浮かび上がらせた富士山に満月がゆっくりと落ちていくと、シャッター音が響いた。
「パール富士」を狙うのは2度目という東京都調布市の男性(53)は、「場所を見極めて、月が山頂の真ん中に落ちるのを撮るのは難しい」と話していた。
(11月24日配信 読売新聞)
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