3月5日にリリースされたSMAPの通算42作目のシングル「そのまま/White Message」が、3/17付のシングルランキングで1位を獲得。これにより①通算トップ10獲得作品数42作(サザンオールスターズと並ぶ1位タイ)②連続トップ10獲得作品数42作連続(2位はB’zで41作連続)③デビューからの連続トップ10獲得作品数42作連続(2位はV6で32作連続)④連続トップ10獲得年数18年連続(B’zと並ぶ歴代1位タイ)とオリコンのシングルトップ10主要4部門制覇となり、これはオリコン40年3ヶ月の歴史の中で初の快挙だ。
SMAPは91年9月「Can’t Stop!!-LOVING-」でCDデビューし、以来18年間で数々のヒット曲を生み、音楽シーンでもトップに君臨し続けている。またそのバラエティに富んだ活動は今さら説明不要、木村拓哉、中居正広、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎、彼らなくして日本のエンターテイメントシーンは成立しないといってもいいくらい、その活動は多岐に渡っている。まさに国民的アイドル。さらにメンバーそれぞれが国民的アイドルといっても過言ではない。ひとりひとりのキャラクターが多くの人から愛されている。
18年間連続でトップ10にシングルをランクインさせている、そのパワーは凄まじい。何より常に新しいファンを開拓、獲得できているという証だ。アーティストもタレントも新規ファンの開拓という最大のテーマを常に追求しなければいけない。でもこれが一番難しいテーマだ。SMAPの場合、彼らのデビュー当時ファンだった女性は母親になり、その子供もSMAPのファン、さらにいうともっと上の世代、3世代を取り込むことができている可能性が高い。バラエティに富んだ、活動範囲の広さが新規ファン開拓につながっているとは思うが、やはりその楽曲の良さも大きい。親しみやすいメロディ、わかりやすいメッセージが込められている詞が、彼らのキャラクターと相まって心に残る楽曲になっている。
希代のエンターテイメントグループ・SMAPの時代はまだまだ続きそうだ。
(3月12日配信 オリコン)
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