『M-1グランプリ2007』の覇者、サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が25日(火)、東京・六本木のオリコンを訪れて優勝報告を行った。関係者によると優勝決定直後から取材やテレビ出演などのオファーが殺到しており、来年3月末までのスケジュールは「これまでに経験したことがないぐらい、ぎっしり」。取材の中で伊達は、9年前の上京以来、憧れのさまぁ~ずを目指して活動してきたことを明かした。
23日(日)の決勝戦では審査委員長の島田紳助らが「相当、力がある。なんで準決勝で落ちたんだと(審査員の)松本(人志)と言っていた」と語るように、その実力が高く評価されたサンドウィッチマン。すでに『さんまのまんま』(関西テレビ・フジテレビ系)や『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などへの出演が決定し、年内のものを含め“M-1覇者”として受ける取材本数は3ケタに迫る勢いだ。
取材に対して「これから徐々に(優勝を)実感すると思う」と話した伊達は「多くの人から『感動した!』と声をかけられるが、まだ理解できていないんです。他にも、お祝いメールも400件以上届いて受信するだけで電池が持たなかった」とコンビ結成以来、味わうことのなかった体験に戸惑いを感じている様子。富澤は「いきなり(敗者復活戦の会場である)競馬場から馬フンの臭いのする車に乗せられて・・・(笑)。相手とかのことを考える暇もなかった。決勝戦(のオンエア)はまだ観ていないので実感がない」と苦笑いで“運命の一日”を振り返り、来年以降の活動に関しては「ブレイクせず、細く長くやっていきたいですね」と、笑顔で語った。また伊達はこの勢いに乗れとばかりに、自身が大ファンであると語る馬場典子アナウンサー(日本テレビ)に「同い年ですし、ぜひ出演番組で共演したい!」早くも熱いラブコールを送ってみせた。
結成8年のキャリアをもつサンドウィッチマンは、3年前に『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演して以降「ネタ作りに対するモチベーションが上がった」(伊達)というように、同番組出演が2人の望む笑いのスタイルを構築するきっかけとなった。さらに伊達は仙台から上京時、憧れだったさまぁ~ずを目指しながら「テレビでネタをやれる芸人を目指してきた」と明かしたが、今回の『M-1』制覇でその目標がようやく花開いたといえる。
上京して以来9年間、都内の木造住宅で“同棲生活”を送ってきたことも話題となっているが、伊達は「相方はやりっ放しなので、私が家事全般をしている」とベールに包まれている私生活についても披露。また優勝時に引越しを宣言し、新たな展開を迎えるコンビの今後について「“とにかくこれからが大事”と話した。お笑いタレントと言われないよう、あくまでネタ重視で活動していきたい。そして来年、優勝するコンビにつながる活動をしたい」と“漫才師”としての心構えを話すとともに今後の活躍を誓った。なお賞金の1000万円については折半することになるが「東京ダイナマイトのハチミツ二郎さん主催の『二郎会』で使うように指令が出ている」(伊達)そうだ。
(12月26日配信 オリコン)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000011-oric-ent
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