人気音楽プロデューサーの小林武史氏(48)と、「MY LITTLE LOVER」のボーカル・AKKO(34)が、元日に離婚したことが2日、スポーツ報知の取材で分かった。すでに“別居中”だった2人は、年末に改めて話し合いの場を設け、正式に離婚することを決意。元日に離婚届を提出した。今後もマイラバとして一緒に仕事は続けるという。また、2人の子供の親権はAKKOが持つ。
夫婦として、アーティストとして、公私をともにしてきた2人が、約12年間の結婚生活にピリオドを打った。1月1日に離婚届を提出した。
小林氏とAKKOは1995年、ギタリスト・藤井謙二(38)とともにマイラバを結成。小林氏は当初、プロデューサーとして参加していたものの、320万枚を売り上げたアルバム「evergreen」から正式なメンバーに加入。翌96年に2人は結婚し、2人の子供をもうけた。
02年に藤井が離脱した後は夫婦ユニットとなったが、小林氏がMr.Childrenをはじめ、最近では3人組バンドのレミオロメンなど多くのアーティストをプロデュースし名曲を世に送り出した。ヒットメーカーとして多忙を極めたことから、マイラバはデビュー10周年目を迎えた04年に事実上の活動休止状態に。
06年11月にはAKKOの「また音楽を始めたい」という希望でユニット活動を再開。だが小林氏はメンバーとして参加することはなく、プロデューサーに専念。活動再開にあたり「正直、前の形(2人)でやるのは難しいと思い、すぐには答えは出てこなかった」と悩みを打ち明けており、2人の音楽性に大きな隔たりが生じてきたことが、私生活にも大きく影響を与えたようだ。
本紙の取材に小林氏サイドは「12年間の結婚生活で2人で話し合ったうえで、別々の道を歩んでいくことになった」とコメント。さらに「家庭とマイラバの両面で二人三脚で歩んできた2人ですが、音楽的に方向が違ってきたことを含めて、だんだんと足並みが合わなくなってきた」としている。
小林氏は昨年1月に写真誌に一青窈との“交際”も報じられた。しかし、一青とは仕事をともにする仲で、小林氏は「ミュージシャンとして通じることが多く、一緒に仕事をしていく上で刺激になる存在」と、彼女の音楽的資質を高く評価。自らが発起人となったap bankのイベントにも出演を依頼している。お互い刺激を与えるアーティストという関係で、小林氏は周囲に「一青と再婚することはない」と話している。
離婚後、2人の娘の親権はAKKOが持つ。慰謝料などについても、小林氏は「責任を持って面倒を見ていく」としている。今後もマイラバの所属事務所の社長として、プロデューサーとしても変わらずAKKOと仕事をともにしていくようだ。
◆小林武史(こばやし・たけし)1959年6月7日、東京都生まれ。48歳。Mr.Childrenをデビュー当時からプロデュース。そのほか桑田佳祐ら数々のアーティストのプロデュースも手掛けた。06年には櫻井和寿らと「Bank Band」を結成。金融NPO「ap bank」の設立や、野外イベントを開催するなどの活動も展開している。
◆AKKO(アッコ)本名・赤松亜希子。1973年1月10日、東京都生まれ。34歳。国立音楽大学卒。95年「MY LITTLE LOVER」として「man&woman」でデビュー。同年、シングル「Hello,Again~昔からある場所~」が170万枚、アルバム「evergreen」が320万枚を売り上げ、90年代を代表する音楽ユニットに。
(1月3日配信 スポーツ報知)
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