女優小西真奈美（２９）が歌手デビューすることが７日、分かった。ヒロインを務める映画「Ｓｗｅｅｔ Ｒａｉｎ 死神の精度」（３月２２日公開）の主題歌「Ｓｕｎｎｙ Ｄａｙ」を歌う。昨年末から全国各劇場で上映されている同映画の予告編では、歌手名「藤木一恵」の曲として流れており、問い合わせが殺到していた。小西は歌の才能を見いだされたＯＬを演じており、同映画のエンディングで貴重な歌声を披露する。
映画、ドラマで活躍を続け、女優としての印象が強い小西が、今度は音楽活動に進出する。初シングルＣＤ「Ｓｕｎｎｙ Ｄａｙ」を３月１９日に発売する。同曲は、小西がヒロインを演じ金城武（３４）が主演を務める映画「Ｓｗｅｅｔ Ｒａｉｎ 死神の精度」（筧昌也監督）の主題歌。
劇中で小西演じるＯＬの藤木一恵が音楽プロデューサーに見いだされて発表した曲でもある。ＣＤは役名で発表する異色のデビュー曲となる。
デビュー以来、歌手活動を念頭に置いていなかった小西にとって、同映画との出合いが音楽活動進出のきっかけとなった。昨年撮影した、金城演じる「死神」と出会うメーカーＯＬを演じた。勤務中にクレームを受け続け思い悩むうちに、予想を超える展開で歌手デビューを果たすヒロイン役。劇中では歌手として活躍するシーンは登場しないが、発表したＣＤジャケットや主題歌として流れる歌声を劇場で楽しめる。
製作側は、小西のヒロイン起用を決めた時点で歌声をスクリーンで披露することは決めていたものの、ＣＤ発表までは予定がなかった。撮影に向けて寄せられた３００を超える候補曲の中から選ばれた「Ｓｕｎｎｙ Ｄａｙ」を歌う小西の歌声にスタッフが魅了され、主題歌としてＣＤ発売することが決まった。
同曲は、孤独だった男が希望を見いだすミディアムバラード。これまでの女優活動で培った表現力を生かした歌声は制作ディレクターも驚かせる仕上がりとなった。昨年末から全国各劇場で上映されている同映画予告編で「藤木一恵」名義で流れており、耳なじみのない歌声が観客の強い興味を引いたのか、「藤木一恵は誰？」といった問い合わせが劇場や配給会社に殺到していた。本格女優の歌手進出として注目されそうだ。
（1月8日配信 日刊スポーツ）
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