女優、山田優(23)が来秋公開の映画「カンナさん大成功です!」(井上晃一監督)で映画初主演することが24日、分かった。同名人気コミックが原作で、韓国でも映画化された話題作。南海キャンディーズのしずちゃんこと、山崎静代(28)が友人役で出演する。驚異のプロポーションを誇る山田は、全身整形を受けて超美人に生まれ変わる難役を、自然体で演じ切った。
抜群のプロポーションが、映画初主演の決め手となった。1メートル69、B83W58H83。パーフェクトボディーを持つ山田が“究極の美女”を演じる。
「カンナさん-」は漫画家、鈴木由美子(47)の人気コミックが原作。容姿と体形にコンプレックスを持つ主人公のカンナが人生を変えるべく、全身手術を受けて超美人に変身する役柄だ。製作側は3年前に映画化の構想が持ち上がった段階で山田に白羽の矢を立て、すぐにオファーを出した。
山田は同コミックの愛読者だったこともあり、10月7日の撮影開始からノリノリ。連日、共演者やスタッフにお菓子を差し入れ、夜が更けてもハイテンションで撮影をこなした。山田は「初主演映画が大好きな鈴木由美子先生の原作で、とてもうれしかったのと、正直私で大丈夫なのかという不安でいっぱいでしたが、『主演!主演!』と考えずにできました」と振り返った。
映像は超ブスで巨体のカンナの整形前がアニメーションで描かれ、手術後から実写に切り替わる異例の構成。内容も整形というテーマと対照的なコメディータッチだったが、井上監督から「真っ白な状態で演じてくれればいい」と伝えられ、自然体のまま撮影に臨むことができたという。
カンナの友人で、整形前の自分を見るような容姿のカバコ役を演じたしずちゃんとは、撮影開始早々から意気投合。人見知りするしずちゃんの心を解きほぐし、11月5日のクランクアップ後も友人関係は続いている。
「整形美人になって自分に自信がつき、幸せになるのであれば、整形してもいいのかなあと『カンナさん』を演じて感じました」。山田は1カ月の撮影で、整形に対する“固定観念”も振り払い、女優としての幅を広げた。
(12月25日配信 サンケイスポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000004-sanspo-ent
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