アイドルの新垣結衣(20)が、人気男性デュオ「コブクロ」のインディーズ時代の名曲「赤い糸」のカバーシングルを10月15日に発売することになった。結成10周年を迎えたコブクロ側が「女性ボーカルで聴いてみたい」と、同じレコード会社に所属する新垣に依頼。切ないラブソングに新垣は「この歌でそれぞれの赤い糸を見つけてもらえれば」と話している。
昨年の日本レコード大賞を受賞したコブクロと新垣による異色のコラボレーションが実現した。
「赤い糸」(作詞作曲・小渕健太郎)はコブクロが01年3月にワーナーミュージックからメジャーデビューする前のインディーズ時代、大阪でストリートライブを行っていた時に作った歌。当時のインディーズ盤「Root of my mind」(00年発売)に収録されているものの、メジャーデビュー後にシングル化されたことはなく“隠れた名曲”としてファンの間で有名。再発売を望む声は根強く、ワーナーは昨年11月に同曲のライブバージョンをシングル「蒼く優しく」のカップリングとして収録したほどだ。
結成10年を迎えたコブクロにとっても思い入れは深い。男性の目線でつづった同曲を「女性ボーカルが歌ったらどのように表現されるのか聴いてみたい」と提案。スタッフが所属歌手の新垣に依頼したところ、彼女にとっても昨年11月にライブを見て「素敵だなあ」と感動していた歌で、デビュー第2弾シングルとして発売することにした。
♪2人ここで初めて会ったのが 二月前の今日だね――と歌い始める切ないラブソング。歌い上げる原曲と違い、とつとつと語り掛けるように歌う新垣バージョンにコブクロの2人は「男性目線の歌がまるで女性の心の中に入って心情をつづっているような感じになった。新たな“赤い糸”が見えた」と感心しきり。
自らジャケットもデザインした新垣は「男性でも女性でもなくストーリーを語る第三者として歌ってみました。恋をしているカップルにもこれから恋をしたい人にも、この歌で赤い糸を感じ取ってもらえれば」と話している。
(スポーツニッポン)
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