女優の柴咲コウ(26)が頭に蹴りを入れられ、顔をゆがませている衝撃的な写真が6日、初公開された。
4月26日公開の映画「少林少女」(本広克行監督)の1場面。通常、とくに女優の場合、頭部など急所への攻撃は女優生命への危険を伴うため、海外作品でもスタントマンか特殊な技能を使って撮影する。だが、1年間武術訓練を受け、危険なシーンに耐えうるだけの体を作り上げた柴咲は「どうせなら誰もやってないことに挑戦したい」と自ら志願。今回のショットが実現した。
とはいえ、この場面で実際に蹴りを入れた武術指導の西冬彦氏は、本気で蹴れば、ローキックで圧縮バットを折るほどの猛者。力を抜いても並の男性なら、即座に気を失う。西氏も最初はためらいながら蹴ったが、カメラのレンズはごまかせない。続く、2回目、3回目。まだ甘い。柴咲から「もっとちゃんと蹴ってください!」といわれ、4回目。蹴った本人も本当に大丈夫か? と思う速度で蹴り抜いたのが、この写真だ。
現場には「ゴッ」という骨と骨がぶつかる鈍い音が鳴り響いた。だが、これまでの訓練で間合いを完ぺきに把握していた柴咲は、自ら蹴りに向かっていき巧妙に急所を外すことで、その威力を軽減。蹴られた横顔を氷で冷やしながらモニターで映像を確認し、満足げな表情を見せたという。まさに、柴咲の女優魂を見せつけたワンショットといえそうだ。
(2月7日配信 サンケイスポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000002-sanspo-ent
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