人気お笑いトリオ・ロバートの山本博が28日(月)放送されたテレビ朝日系『クイズプレゼントバラエティーQさま!!』のプロボクシング企画で、2度目の挑戦にして見事ボクシングのプロテストに合格した。ORICON STYLEの独占インタビューに応じた山本は“性欲”を完全にシャットアウトしての悲願達成を喜ぶと同時に「本業でスベっても、動じなくなりました」とプロ合格への過程の様々な面で、大きな成長を遂げたことを明かした。
「ストレス解消に」と趣味で始めたボクシング。2年前から本業以外に1日3時間の練習、10キロのロードワークをこなしてきた山本は、体力の向上と共にその“眼光”も闘争本能を持った男らしく、鋭い目つきに変わってきた。「スパーリングで“ボコボコ”にされた時、最後は『あっ、俺死んでしまう』と感じることが何度もあった」と、その激しい練習の様子を振り返る。
学生時代は野球、テニスなどスポーツ少年だった彼だが、その頃から「大の筋トレ嫌い」だったという。その一方、人気お笑いトリオとして活動してからも「舞台に立ったら舞い上がって、スベってしまうことも多かったですし、よくヘコんでましたよ」とメンタル面でも弱さがあったことを告白。仕事後の打ち上げも断り、深夜にロードワークをした際は「とにかく“プロになる”この一つの目標を目指して打ち込みました」。そうして毎日コツコツと練習を積み重ねていくうちに「仕事に対しても視野が狭くなっていたことが判るようになり、ストレスや悩みで自分を追い込むことが無くなりましたね」と、激しい練習は本業へも好影響を与えたという。
昨年、1度目のプロテストに失敗。「闘争本能も無くなるし、遊ぶ暇もない」と性欲すら完全に封印して2度目の挑戦に臨んだ。「体重計に乗らなくても自分の体重が把握できる」ほど徹底的に管理された自身の体を最大限に活かし、一つの夢を掴んだ。竹原慎二、内藤大助ら一流のボクサーらの指導にも恵まれた。
そんななか「コンビの2人(秋山竜次、馬場裕之)も『スゲェー』って喜んでくれたけど、本当の辛さは判らないですよ」と苦笑いする一幕も。「お笑い以外に、自分の体だけでお金を稼ぐ術を得たが、安易に(試合へは)踏み込まない」と語った山本。最も尊敬する辰吉丈一郎との早期対面を望んでいるというが「その前に、次はチョモランマ登頂を成功させてからですね!」とギャグを交えつつも、今後もボクサーとしての活動の場を模索していく姿勢を見せた。
(7月29日配信 オリコン)
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