7月に製作が発表され大きな話題になっていた大人気シリーズ『相棒』のスピンオフ映画『鑑識・米沢守の事件簿』。そのヒロインで1人2役の重要な役どころを、宝塚出身の女優・紺野まひるが演じることが発表された。映画でのヒロイン、そして2役に初挑戦となる紺野だが、大ヒットシリーズへの参加について「長いシリーズ物なので、その世界に溶け込めるかとても不安だったのですが、撮影を終える頃にはもう少し『相棒』を楽しみたいと思っていました」とコメントしている。
2008年度上半期No.1の大ヒットとなった映画『相棒-劇場版-』のスピンオフ映画となる本作では、杉下右京(水谷豊)、亀山薫(寺脇康文)に次ぐ人気キャラクターの鑑識課・米沢守(六角精児)が主人公となり、米沢の“逃げた女房”とその“女房にうりふたつの女性”が現れ、謎が謎をよぶ事件のカギになる。
そんな1人2役のヒロインを演じる紺野は、元宝塚のトップスターとして活躍しているが、映画でのヒロインと2役は今回が初挑戦。“突拍子もない女性”と“幻のような感じの女性”の2役を演じるにあたり「特に意識せずに自然に演じられたと思います」と語る。
一方、主演の六角は、紺野との共演を「米沢の女房役として紺野さんのような素晴らしい女性に出演して頂けることは、世の不細工な男の大きな励みになるのではないかと思います」と喜び溢れるコメント。また、東映の西平敦郎プロデューサーは紺野の起用について「米沢守の“逃げた女房”はどんな人なのだろうと考えた時、米沢のような変わった男を好きになる女性は案外美女なのではないかと思いました。その“美しさ”と“爽やかさ”を併せ持ち、変わった男を好きになるような“ちゃめっ気”も出せる女優さんとして思い浮かびました」とその理由を語っている。
これまで、『相棒』のテレビシリーズはほとんど観ていないという紺野だが、劇場版については「映画を見て躍動感溢れる映像に引き込まれました」。六角との共演の感想は「六角さんは米沢そのままじゃないかと思いました(笑)」とコメントしている。
『鑑識・米沢守の事件簿』の撮影は7月中に行われ、公開は2009年春を予定。
なお、これまでに『相棒』シリーズで、宝塚出身女優では純名里沙、涼風真世、久世星佳、映美くららが出演しており、紺野は5人目となる。
(9月11日配信 オリコン)
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