大みそかのNHK「紅白歌合戦」(午後7・20~11・45)の司会が、白組はSMAPの中居正広(36)、紅組は女優の仲間由紀恵(29)に内定したことが16日分かった。中居は3年連続5回目、仲間は2年ぶり3回目。2人は06年にコンビを組み、息の合った「“なか・なか”良いコンビ」として歴代司会者の中でも評判だった。
昨年、紅組の司会を務めた中居にとっては白組司会は通算4回目。これは名アナウンサーとして知られる故宮田輝さん(享年68)の11回、故高橋圭三さん(享年83)、山川静夫氏(75)の9回に続く、歴代単独4位。タレントとしては、加山雄三(71)堺正章(62)の3回を抜いて歴代首位に立つ。
一方、紅組3回目となる仲間も、森光子(88)、中村メイコ(74)、和田アキ子(58)と並んで歴代4位に入る。名実ともに、平成の「紅白の顔」と言ってもいいコンビだ。
NHK関係者によると、2人は紅白司会に関するアンケート調査でいずれもトップクラス。SMAPとしての知名度は言うまでもなく、仲間も20代ながら大型時代劇出演のキャリアが豊富で、いずれも「老若男女に幅広く愛されるキャラクター」という声が多かった。今月9日にオリコンが発表した「紅白で司会をしてほしい有名人」という調査でも中居が1位、仲間が2位だった。
06年にコンビを組んだ印象が強いこともあり「盛り上げるのがうまい中居くんと控えめで落ち着いている仲間さんはピッタリ」と相性の良さを指摘する声も多いという。それは中居自身も感じており、06年の時に2人の名前に掛け「“なか・なか”良いコンビと言われたい」と話していた。
2人はこの時の共演が高く評価され、映画「私は貝になりたい」(22日公開)で夫婦役を演じることになったほど。今年の紅白のテーマは「歌の力、人の絆(きずな)」で、製作陣が意識しているのは、世代を超えて一緒に楽しめる番組作り。打ってつけの“なか・なか”コンビを今週中に正式発表する予定。出場歌手の発表は今月下旬になりそうだ。
(11月17日配信 スポーツニッポン)
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