長澤まさみさん、上野樹里さん出演のテレビドラマ「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系で木曜午後10時)の12日放送分の視聴率が20.7%(関東地区、ビデオサーチ調べ)と、4月の放送開始以来、初めて20%を越えた。同局で放送中の木村拓哉さん主演の話題作「CHANGE」の19.3%(9日放送分)も抜いたことになる。
「ラスト・フレンズ」は、ドメスティック・バイオレンス(DV)やセックスレス、性同一性障害など、心と身体に様々な悩みと傷を持つ若者たちが、シェアハウスで共同生活をしながら自分たちの人生を考えていくという青春ヒューマンストーリー。長澤さん、上野さんのほか、瑛太さん、錦戸亮さん、水川あさみさんらが出演している。脚本は、「ラブジェネレーション」、「大奥」などの浅野妙子さん。5日放送分のクライマックスが、美知留(長澤さん)にDVをふるう宗佑(錦戸さん)を止めようと乗り込んだ瑠可(上野さん)が、宗佑に押し倒され危機一髪という内容で、その結果を知りたい視聴者の関心をひきつけたとみられる。
番組スタート当初の視聴率は13%台だったが、長澤さん、上野さんといった人気女優たちがDVなどの問題に直面するシリアスな展開が共感を呼び、視聴率は回を追うごとに上がっていた。この春スタートのドラマでは「CHANGE」のほか、人気マンガが原作で仲間由紀恵さん主演の人気シリーズ「ごくせん」(日本テレビ系)や、同じく人気マンガが原作の「ルーキーズ」(TBS系)の前評判が高かったが、終盤を迎えて意外な作品が急浮上した格好だ。
(6月13日配信 毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000002-maiall-ent
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