大相撲初場所(13日初日、東京・両国国技館)のチケットが好調な売れ行きを示している。12日までに初日分の前売り券は完売し、当日売りとなる一部マス席と自由席の392枚を残すだけ。2日目以降もマス席を中心に売り切れが続出している。
東京場所で初日の前日残券数が500枚以下だったのは、貴乃花、若乃花、曙の3横綱がしのぎを削っていた1999年初場所(427枚)以来のこと。相撲協会のチケット担当者は「1月は毎年いいが、初日にこれだけ出るのは珍しい。お客さんが戻ってきたと感じる」と話す。
若貴人気は一大ブームを巻き起こしたが、今回は謹慎から3場所ぶりに復帰する朝青龍と3連覇を狙う白鵬の横綱対決に注目が集まった格好。相撲人気の落ち込みが続く中、興味本位の一時的な人気に終わらせないためにも相撲内容の充実を図ることが先決だ。
(1月12日配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000091-jij-spo
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