“レジェンド”の壁は想像以上だった! 毎年年末恒例となる「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」が8日、“K-1の聖地”神奈川・横浜アリーナに超満員となる1万7667人の観衆を集め開催された。
勝てば特別ボーナスが約束され、ピーター・アーツ撃破を大いに期待された日本代表の澤屋敷純一だが、わずか89秒でKO負け。第1回大会から唯一全GPに出場している“レジェンド”アーツと対戦したが、ハイキックをガードするもそのままダウンを喫し、カウンターで逆転を狙ったが最後は豪快な右ストレートを受けマットに沈んだ。
試合後、「右ハイをもらってしまって、そこから立て直すことができませんでした。力の差が分かるところまでやってないので分からないです……」と肩を落とした澤屋敷だが、谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「くじけるなと言いたい。気持ちを折らないようにやってもらいたいですね」と08年の更なる飛躍に期待を寄せた。
澤屋敷とともに初出場でトーナメントを活性化する存在と期待を受けたバダ・ハリも、レミー・ボンヤスキーに右ローを効かされ初戦敗退。セーム・シュルト、ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナといった既成勢力が存在感を示し、世代交代の波をはねのけた大会だった。
(12月9日配信 スポーツナビ)
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