ソフトバンク王貞治監督の二女で雑穀・野菜料理研究家の王理恵さん(37)が、横綱朝青龍を診断した精神科医の本田昌毅医師(37)と結婚することが8日、分かった。理恵さんは再々婚、本田医師は再婚。理恵さんは妊娠していない。来年の元日に婚姻届を出し、1月中に都内のホテルで披露宴を行う予定。王監督も大喜びで、理恵さんは「自然に引かれ合った。子供は2人欲しい」と話している。
2人の出会いは今年3月7日、理恵さんの37歳の誕生日だった。友人と入った都内の料理店に本田医師のグループも訪れており、カウンターで偶然隣同士に座ったという。自然と会話を交わすようになり、お互いのグループ同士で意気投合して2次会のカラオケ店へ。そこでも盛り上がったものの、特に異性として意識することはなく、名刺交換をして別れた。
「理想の病院をつくるために、食の観点からアドバイスをして欲しい」。野菜ソムリエの資格を持つ理恵さんに、本田医師が電話をしたのは約1カ月後の4月上旬。純粋にビジネスのアドバイスを求めての連絡だった。酒を飲まない本田医師と理恵さんはコーヒーを飲みながら、食と医療の関係について真剣に話し合いを重ね、やがて自然な形で異性としてお互いに引かれていった。
プロポーズは出会いから約4カ月後の7月。「結婚を前提にお付き合いしてください」と話す本田医師に対し、理恵さんは「ちょっと考えさせてください」。即答は避けたが、常に自分よりも他人を優先する本田医師の誠実な人柄を「信頼できる人」と認めていた。8月にはお互いに結婚を決め翌月、王監督に報告するために福岡に向かった。理恵さんは「彼も父もとても緊張していたようです。父は自分のことをすごく心配していたので、とても喜んでくれた」と振り返った。
「理恵ちゃん」「昌毅さん」と呼び合う2人は、新年の節目である来年の1月1日に婚姻届を提出、同月に都内のホテルで披露宴を開く予定だ。「心がほっとできるような家、早く帰りたくなるような家をつくりたい」と理恵さん。お互いに子供は大好きといい「早く欲しいですね。できれば2人」と、コウノトリにオーダーした。
お互いに過去の失敗を乗り越えてのゴールイン。「ずっとこのまま1人でいてもいいかな」と思っていた男女が、自然な形で寄り添い、年明けとともに夫婦になる。この日、理恵さんの母恭子さん(享年57)の七回忌法要が営まれた。「幸せになります」。理恵さんは、母の墓前に手を合わせて報告した。
(12月9日配信 日刊スポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071209-00000044-nks-ent
PR