石川遼が28日(月)、2月5日(火)に行われる海外メジャー「全英オープン」の予選会に出場するため、会場のあるオーストラリアに向けて出発した。プロ転向後で初の試合とあって、成田空港にはたくさんの報道陣が詰め掛けた。
会見で、「シーズンオフにはトレーニングをしっかりやりましたし、どれだけ結果が出るか楽しみです。ドライバーの飛距離に期待したいですね」と石川。南半球に位置するオーストラリアは、現在は夏真っ盛り。「真冬から真夏になるので、スイングを調整したい」と話した。
石川の海外メジャーデビューは、決して夢物語ではない。予選会には28日現在、54人がエントリー。1日で36ホールをプレーし、そのうち上位4人がメジャーへの切符を手に出来る。しかも、ワールドランキング433位の石川は上から数えて9番目の位置。予選を突破し、夢の舞台に立てる可能性は十分あるのだ。
そのことは本人も察知しているようで、「本音を言えば、(ランクは)思ったより上にいるな、と思いました。でも、ほとんどが洋芝に慣れているオーストラリアの選手ですし、1日1日、中身の濃い練習をして他の人より頑張らないと。ランキングは参考になりません」と、自身を戒めていた。
クラブに関しては、「ドライバーを2本持っていきます。1つは硬いやつです。あとは、2番アイアンのシャフトをスチールからカーボンに変えたぐらいですね」と、クラブセッティングを通常と変えて臨む予定。「予選突破は、始めは10パーセントぐらいだと思っていましたが、今は30パーセントかな。低いかもしれないけど、可能性はあると思います」と心強い言葉を残していた。
(1月28日配信 ゴルフダイジェスト・オンライン)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080128-00000002-gdo-golf
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