国会でがんを告白した民主党参院議員の山本孝史氏(やまもと・たかし)が22日午後11時50分、都内の病院で胸腺がんのため死去した。58歳だった。兵庫県芦屋市出身。葬儀・告別式の日取りなどは未定。
山本氏は06年5月、参院本会議で質問に立った際、自らがんを患っていることを告白。がん医療の地域格差解消を目指す「がん対策基本法」の成立に尽力した。がんと闘いながら、議員活動を続けていた。
山本氏は立命館大学在学中から交通遺児支援活動にかかわり、卒業後に交通遺児育英会に就職。同会事務局長を務めた後、1993年の衆院選に日本新党から初当選した。衆院議員を2期7年務めた後、2001年の参院選で大阪選挙区にくら替えし当選した。
今年7月の参院選では体力面から選挙区での出馬をあきらめ、比例代表に転じた。党参院幹事長、参院財政金融委員長などを歴任した。
(12月23日配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071223-00000034-jij-pol
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