宮崎県の東国原英夫知事(50)が来年はUFO(未確認飛行物体)を誘致する? 東国原氏は22日、都内でサイバーエージェント藤田晋社長(34)とインターネット動画番組の生放送企画で対談し、宮崎市内にIT企業を集めた宮崎ヒルズ構想を披露した。藤田社長も同調したことでおおらかになったためか、最近政界で話題持ちきりのUFOにも触れて「星空のきれいな宮崎にぜひ誘致したい」と日本のUFO基地に大乗り気だった。
東国原氏が永田町で話題のUFO論議に割って入った。「見たいですよ、乗ってみたいですよ。科学的な根拠はわかりませんけど、夢はありますよね、いる! って言ったら」と目を輝かせた。さらに「宮崎からUFOが見られるというデマもありですよ。星がきれいに見られるスポットはいくつもある。むしろUFOを誘致したい」と真剣な顔つきで話した。
タレント時代に好きな女性への誘い文句として「ウチからUFOが見える」とアタックして、後輩芸人に逆さの灰皿にひもを付けて浮遊しているように見せた経験もあったことも今回“情報公開”しただけに「デマもあり」には東国原流のPR戦略も見え隠れする。
この日はサイバーエージェントが経営するインターネット上の動画放送局「アメスタ」(渋谷区)で、藤田氏と生放送の対談をした。昨年12月15日の知事選出馬会見時、東国原氏がマニフェストとして発表したIT企業を宮崎県に誘致する「宮崎ヒルズ」構想を藤田氏に興味を持たれ、番組ゲストとして呼ばれた。
東国原氏が知事就任して以降、16社を新規誘致した。そのうちIT企業は5社。順調に見えるが、宮崎ヒルズの動きとは関係なく、1年前に発案した政策というだけで実質的には何も動いていなかった。
放送中に東国原氏が宮崎県の温暖さ、地価や物価も安いと猛アピール。藤田氏も真面目な顔で「ほお~、じゃ宮崎に土地を買っておいた方がいいなぁ」と宮崎進出に色気を見せた。さらに東国原氏が「インターネットの人は非常に疲れてらっしゃる。仕事から離れたときに癒やしの空間があればいい。宮崎にはある」とプッシュすると、藤田氏は「知事の話を聞いてホントいいと思った。地方に(会社を)移したいという構想があったので具体的に考える」と前向きに発言した。
放送終了後の会見で満足顔の東国原氏はIT企業誘致に宮崎市内のシーガイア地区を指して「六本木ヒルズのようにしたい」とやる気満々。UFOとIT企業の誘致を叫んだ東国原氏は「宮崎は神話の国。ミラクルが起きようとしている宮崎にUFOもヒルズ構想もふさわしい話ですね」と手応えをつかんでいた。
(12月23日配信 日刊スポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071223-00000043-nks-ent
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