パナソニックは1日までに、経営再建中の三洋電機を買収する方針を固め、同社の大株主である三井住友銀行など金融機関3社と交渉に入ることを明らかにした。実現すれば国内で最大の電機メーカーが誕生する。早ければ年内の基本合意を目指すが、取得株の割合や価格など具体的な条件をめぐり、交渉には流動的な側面も残る。
三洋の大株主である三井住友銀行、大和証券SMBCグループ、米ゴールドマン・サックスグループの3社は、三洋の優先株計約4億2800万株を保有。優先株の第三者への譲渡制限がなくなる来年3月以降の取り扱いについて、三洋と3社の間で検討を進めていた。
(11月1日配信 時事通信)
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