元体操選手らアスリートのパフォーマンスで人気の「マッスルミュージカル」の演出を手掛けてきた中村龍史氏と主要メンバーの一部が新たにスポーツエンターテインメント劇団「中村JAPAN ドラマティックカンパニー」を設立することが8日、分かった。
「マッスル-」は、01年にTBS系番組「筋肉番付」の企画で1回だけ上演されて人気を呼び、02年に定期公演化。03年に全国公演、06、07年に米ラスベガス公演を行い、昨年は渋谷に専用劇場「マッスルシアター」もオープンした。しかし、生みの親のプロデューサー樋口潮氏と中村氏の間で、公演の方向性をめぐる意見の食い違いが起こり、中村氏は昨夏の公演で身を引いた。
一方、昨年5月には制作側が米国公演参加を希望しない出演者のギャラを一方的に引き下げ、反発した一部が労組を結成し都労働委員会に救済を申し立てるなど、出演者に待遇面などの不満もあった。昨年末には主要メンバーのTERU、知幸、三宅綾子、羽賀佳代、三井太一らが脱退した。
新劇団は中村氏と脱退メンバーを中心に結成。3月20、21日に東京・銀座のル・テアトル銀座でプレビュー公演「マッスルピック~筋肉の祭典」を開催。4月都内23区ツアー、初夏の全国ツアー後、7月にル・テアトル銀座で本公演を行う。
(2月9日配信 日刊スポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000016-nks-ent
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