Windows XPを使っている方なら、特に壁紙を変更していないかぎり毎日眺めているであろう、おなじみ青空と草原の画像。忙しい仕事の合間なんかに眺めると、「自分もこんな場所で寝ころびた~い」と思っちゃうんですが、それにしてもあの画像。でき過ぎなぐらい美しくて、まるでこの世の景色ではないみたい。
果たしてあの壁紙「草原.bmp」は写真なのか、CGなのか? 写真ならいったいどこの風景なのか? 単刀直入にマイクロソフトに聞いてみました。
「『草原.bmp』の画像は写真です。撮影場所はカリフォルニア州にあるソノマバレーです」(マイクロソフト広報部)
あんなに綺麗な丘があるんですねぇ。ちなみにカメラマンは非公開だそう。というわけで、米国のウィキペディアでちょっと調べてみました(以下は、あくまでウィキ情報という前提です)。
英語名「Bliss.bmp」は、詳しくはカリフォルニア州ナパ郡のソノマバレーの東にある丘だそう。撮影は『ナショナル・ジオグラフィック』で25年以上のキャリアがある、カメラマンのチャールズ・オレア氏。ナパバレーに居を構える彼は、地元と世界中のワイン生産地を巡り、ワイン作りにまつわる風景写真を撮影しているらしい。
さっそくオレアさんのウェブサイトをチェックしてみると、そのままPCの壁紙に使えそうな美麗な風景写真が多数。「草原.bmp」のアナザーカットと思われるほかの丘画像までありました。つまるところ、あの「草原.bmp」もワイナリーの一風景というわけなんですね。
ところで、Windowsに標準でインストールされる壁紙には、ほかにもなじみ深いものがたくさんあるんですが、あの壁紙を選ぶ基準はあるんですか? 再びマイクロソフトに聞いてみました。
「壁紙はプロの写真家や社内の公募から候補を挙げて、製品コンセプトに合うイメージのものを採用しますね。もちろん候補には挙がったものの、採用されないものが大量にあります。例えば、製品出荷前のベータ版には、異なった壁紙が採用されていることもあり、マニアの方の間ではネット掲示板などで話題にされたり、と楽しんでおられますね」(同)
以前、当リンクレビューでもWindowsのテーマ設定を変更する記事をお送りいたしましたが、Windows正規版からは不採用になった壁紙をデスクトップで表示するのも、ちょっと通っぽくていいかもしれません。一部のカメラマンは『Flicker』(写真共有サイト)などで没カットを公開しています。一度探してみては?
(2月9日配信 R25)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000018-rec_r-sci
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