“スケバン恐子”ことお笑い芸人の桜塚やっくん(31)がいよいよ崖(がけ)っぷちだ。年末年始の出演番組が「エンタの神様スペシャル」(日本テレビ)1本しかないのだ。
年末年始は朝から晩までお笑い番組やバラエティー特番が放送され、芸人にとっては一番の書き入れ時である。出演本数トップのタカアンドトシは30本、一気にブレークした小島よしおは9本の番組に登場する。そんな中、やっくんが出演するのは自身のレギュラーの特番1本だけ。芸人としては緊急事態といっていい。
去年の今頃、やっくんの人気はすさまじかった。セーラー服にロングパーマのカツラ姿で竹刀を振り回すスケバンキャラと、指名した観客の回答に対してツッコミを入れるスタイルがウケて人気が沸騰。映画やCMにも出演し、CDデビューも果たした。それが今や……。
「イケメンがスケバンに扮するインパクト芸が飽きられてしまったんですよ。もともと、やっくんはネタもトークもいまいちで、業界内での評価は低かった。それだけに、いったん下り坂に入ると厳しいですよ。インパクト勝負の芸人は次から次へと出てくるし、テレビ局にしてみれば新鮮な人材の方がいいですからね」(マスコミ関係者)
今年の夏に「日経エンタテインメント!」が実施した恒例の「来年消えると思う芸人ランキング」でも、やっくんは3位にランクインしていた。視聴者も“一発屋”とみているわけだ。
ダンディ坂野、波田陽区、レイザーラモンHG、そして、やっくんか。
(12月23日配信 日刊ゲンダイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071223-00000004-gen-ent
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