4月25日に十七回忌を迎える歌手、尾崎豊さん(享年26)の初のリクエストベスト盤が登場する。ロック編とバラード編のアルバム2作品。ファンからのリクエストをインターネットの公式サイトで集計し、要望が多かったTOP12~14曲をそれぞれ収録する。また十七回忌に合わせて「尾崎豊展」を東京・銀座で開催。本人直筆の原稿などが初公開される。
青春の孤独を歌い「10代の教祖」と呼ばれた尾崎さんが、92年4月25日に26歳の若さで急逝してから、もうすぐ17年目を迎える。
昨年8月にNHKが「尾崎豊がいた夏~知られざる19歳の素顔~」という特別番組を放送するなど、いまも多くの人たちから敬愛されている。そんな不世出の歌手の十七回忌にファンによるファンのためのベスト盤が作られることになった。
タイトルはロック編が「SATURDAY~ROCK’N ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI」、バラード編が「WEDNESDAY~LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI」。それぞれのメーンタイトルは育ての親として知られるプロデューサーの須藤晃氏が「尾崎のロックはまるで週末の土曜日のようで、バラードは落ち着いた水曜日のようだった」という理由で命名した。
ファンからのリクエストは2月8日~3月3日に所属したソニーの公式サイトで受け付ける。参考までに尾崎作品全71曲の棲み分けもしてあり、ロック編には「15の夜」「十七歳の地図」「卒業」などが候補曲にあり、バラード編には「I LOVE YOU」「シェリー」「OH MY LITTLE GIRL」などがある。
須藤氏は「十七回忌という大きな節目にファンの声をそのまま反映したものを作りたかった」と説明。3月10日ごろに集計結果を発表、アルバムは4月16日に発売する。
(1月31日配信 スポーツニッポン)
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