日本ハムの大物ルーキー、中田翔外野手が26日、大阪・大東市にある大阪桐蔭高の卒業式に臨み、キャンプインを前に高校生活に別れを告げた。
式典が終了すると、中田の目がみるみる赤くなった。同級生から「頑張れよ」「負けるなよ」と次々に声を掛けられて、握手攻めに。3年生が次々に体育館から退場していくうちに、こらえ切れなくなった。「野球部のやつらも泣いていた。もうここには戻ってこれないと思うと寂しくなって…」。試合以外で泣いたのは初めて。怪物と呼ばれた甲子園での活躍とは別の、多感な18歳の高校生らしい素顔だった。
「桐蔭特別名誉賞」を受け、同級生から胴上げもされた。思い出深い高校最後の一日が終わり、プロとしての本格的生活が始まる。「桐蔭の名に恥じないよう、自分を磨き、プロにふさわしい選手になりたい」と決意を新たにした。
(1月26日配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080126-00000058-jij-spo
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