女優、榮倉奈々(20)主演のNHK朝の連続テレビ小説「瞳」(月~土曜前8・15)が22日、東京・渋谷の同局でクランクアップした。
「瞳」の瞳から涙がとめどなく流れた。昨年11月17日の撮入から9カ月。3人の里子を預かる祖父のもと、ヒップホップダンサーを目指すヒロイン瞳を演じてきた榮倉は、共演者から花束を渡され、くす玉が割れると、「こんなに盛大に(セレモニーを)やっていただいているのに、明日もここに来て、瞳として芝居をするような気がしてなりません」と鼻をすすりながらあいさつ。「山あり谷ありだったけど、皆さんがくれたパワーがエネルギーとなって気力で乗り切ることができました」と感謝した。
間近で榮倉の成長を見つめてきたのが祖父・勝太郎役の西田敏行(60)。「等身大の役は俳優にとって難しいが、瞳が悩みながら演じる姿を見て、じいちゃんも刺激を受けた。一緒にやれて幸せでした」と孫娘をねぎらうと、榮倉は「わたしの方が幸せです」と再び瞳を潤ませた。放送は9月27日まで。
(8月23日配信 サンケイスポーツ)
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