ロック歌手矢沢永吉(58)が16日、東京・日本武道館での公演通算100回を達成した。77年から30年かけての記録で、ミュージシャンによる公演の100回達成は初めて。
ステージに登場した矢沢は「ようこそいらっしゃい。100回目の武道館です。30年前からずっと応援してくれたみんな、サンキュー」とあいさつ。矢沢のファッションをまねた白いスーツ姿の中年男性ら約1万人の観客を前に「カモン・ベイビー」などのヒット曲を歌った。
矢沢は77年8月、初めて日本武道館でライブを開催。近年は12月に同会場でライブを行うのが恒例で、ファンには年末のイベントとして親しまれている。
日本武道館は64年に建設され、東京五輪の会場に。66年にビートルズがライブを行ったことで、大規模コンサートの会場として定着し、レッド・ツェッペリンやチープ・トリックなど世界の著名ロックバンドが演奏してきた。
矢沢の所属レコード会社によると、矢沢に次いで日本武道館公演が多いのは歌手松田聖子、3位は英国のギタリスト、エリック・クラプトンという。
(12月16日配信 ニッカンスポーツ)
PR