ファッションデザイナーの桂由美さんが8日、2008春夏パリ・オートクチュールコレクションの開幕を前に、コレクションで発表するウエディングドレス1点を披露した。モデルとして起用されたのは、女優としても活躍する杏さん(21)。桂さんが「日本を代表する世界基準のファッションモデル」とほれ込んでの抜擢となった。
ミラノやニューヨークなど数々の国際舞台を経験している杏さんだが、オートクチュールでの出演は桂さんのコレクションが初めて。シルクオーガンジーを使い、肩から裾にかけてのドレープが印象的なミニ丈のウエディングドレスで登場した杏さんは、「まだまだ世界基準とまではいきませんが、モデルに選んでいただき光栄です」と語った。
この日披露されたドレスは「白鳥の飛翔」をテーマに、大空に鳥が羽ばたく姿をイメージしたもの。着物職人の手による銀箔(ぎんぱく)で鳳凰をあしらい、東西の融合を表現したという。肩から腕にかけては、レースを巻いてその上から粉を吹きかける「エアーブラシメイク」を施したほか、ミニ丈のドレスが引き立つようにと、スワロフスキーをはめ込んだ靴とアームレットで輝きを加えている。
コレクションで桂さんは、日本人の繊細さをアピールしたいとし、杏さんは「作品を通じて、空を飛ぶそう快感を表現したい」と抱負を語った。桂さんのコレクションは1月22日、13時30分(現地時間)から、ザ・ウエスティン・パリで開催される。
(1月8日配信 毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080108-00000019-maiall-ent
PR