28日に公開された人気マンガが原作の映画「花より男子ファイナル」(石井康晴監督)が5、6日両日の観客動員数で2週連続1位になったことが7日、興行通信社の調べで明らかになった。2位も前週に引き続き「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(スティーブン・スピルバーグ監督)で、夏休み映画の2強が強さを見せつけた。
「花より男子」は、良家の子弟が集う英徳学園になぜか入学してしまった正義感の強い少女「つくし」(井上真央さん)が、学園を牛耳る道明寺司(松本潤さん)らイケメン軍団「F4」に立ち向かう物語。05年、07年にTBS系でテレビドラマ2シリーズが放送された。「ファイナル」はドラマの4年後が舞台。司と結婚することになったつくしは、結納の席で100億円といわれるティアラを贈られるが、その晩、何者かに盗まれ、司と二人でティアラを探してラスベガス、香港など世界を駆け巡るというストーリー。ドラマはそれぞれ19.7%、21.7%の高視聴率を記録するなど人気で、ドラマの人気の高さがそのまま映画の勢いに結びついている。
また、3位には日航機墜落事故を取材する新聞記者たちの奮闘を描いた横山秀夫さんのベストセラー小説が原作の「クライマーズ・ハイ」(原田眞人監督、5日公開)が入った。NHK大河ドラマ「篤姫」の将軍・家定役で人気の堺雅人さんの人気も後押ししたのか、好調な滑り出しとなった。また、赤西仁さん、上戸彩さんの吹き替え版も注目の「スピードレーサー」(ラリー、アンディ・ウォシャウスキー兄弟監督、同)は5位だった。
(7月7日配信 毎日新聞)
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