北京五輪の最終代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソン(3月9日)に出場するシドニー五輪金メダリストの高橋尚子(ファイテン)が27日、合宿先の中国・昆明から帰国した。
成田空港で取材に応じた高橋は、「(名古屋の)歴代の優勝者がズラリと並び、誰が勝ってもおかしくない。優勝じゃないと選ばれないのは確実。しっかりと自分を見失わずに走りたい」と意欲を見せた。
高橋は、昨年12月下旬から約2か月間、自身初の昆明合宿を行ってきた。練習内容に関しては、「自分の体の声を聞き、今の自分が最大限できることをやってきた」と話し、標高3200メートルの高地で走り込み、1回の練習の最長では41キロを走ったことなどを明らかにした。「この成果がどう出るかは未知の世界」とし、「あきらめなければ夢はかなう、と伝えられるレースをしたい」と語った。
(2月27日配信 読売新聞)
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